一途愛
「元気になってくれるって思ってたのに…
余計なこと言っちゃってごめんね。」

みんなの声が沈んだ。

ハッとしてみんなに申し訳なくなった。

「ごめんごめん……。ありがとう。
本当に感謝してるよ。いつもそばにいて
心配してくれて…どんなに感謝してるか…。
ただ龍のことは…
自分が選んだ結果だから……
自分に対して腹が立つっていうか…
運命だっていうか…ガッカリしただけだよ。
だから・・・こんな私だけど
いつまでもそばにいてね……。」

「あたりまえじゃん。
うちら大好きだから姫のこと。
尊敬してる。」

覆いかぶさって未来にキスされた。

「やだ~~そっちの趣味ないし~~。」

「美里だと思って。」


「酔っ払った?」


やっとみんなが笑顔になった。

自分のことばっかりで申し訳ないと思った。


「うちらみんな姫の味方だからね。」

「ありがとう。そうだよね。
最初から納得して…赤ちゃん産むことにしたんだもん。
何も変わらないだけ。
うん 頑張るよ。また来てね。」

亜美にも由美にもキスされた。


「やだ~~もう~~~。」

みんな涙でぐしょぐしょ・・・・。
友達って・・・いいね。
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