一途愛
「貫も最後に選ぶ人はかーさんみたいな人にしろよ。
おまえみたいな子には やっぱ
かーさんみたいな子がいいよ。
とうさんと同じで……一緒にいて安心できる人がいい。
楽しみだな~~
貫の大切な人に会わせてもらえる日。」


「バーン!!」

貫がおもちゃのピストルを鳴らした。


「うえ~~~親を撃つなんて・・・・
なんて親不孝な~~~。バタン・・・・。」


倒れたところに得意顔の貫が覆いかぶさった。


「キャハハ・…」可愛い声


「あはは・・・・。」幸せな笑い声


「そろそろご飯にするよ。」

ベットで遊んでる二人に声をかけた。


「お~~今夜のおかずは~~~うわ!!
とうさん大好物の唐揚げだぞ~~~~。」


子供のように 龍が唐揚げをつまんで
貫の口の中につっこんだ。

「うまいか?」

「んまんま…。」貫のほっぺが落ちそう。

「ダメなおとうさんですね~~
つまみ食いの共犯者にして~~~。」


唐揚げを頬張った 龍の頬を突いた。


「うまい~~。」


唐揚げ臭いキス。


「やだ~~油つくじゃん~~~。」


嫌がる私にまた 龍がおそってくる。

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