一途愛
龍は待合室に座っていたけど なんだか疲れているようだった。
「龍。」伊織さんが声をかけると龍は顔をあげて
私を見て一瞬驚いていたけど
すぐに笑顔に変わった。
「マジ?いいじゃん姫。」
「あんた誰がやったと思ってんの?」
「ねえちゃん すごいわ。」
ほんと?ほんとにそう思ってくれる?
朝までのどんよりとした気持ちが嘘のように
なんだか自分が輝いている錯覚までした。
「魔法は強いからあとは 姫ちゃんが
努力するだけどんどん綺麗になれるから。」
伊織さんが耳元でささやいた。
「じゃあ 行くか。ねえちゃんあんがと。」
「ありがとうございました。」伊織さんに深くお辞儀をして
達人の姿を探して
もう一度お辞儀をした。
達人は慌てたようにして ほほ笑んでくれた。
店を出たら龍はすぐに冷たい手を私の指にからませた。
「めっちゃいいよ。自信もてただろ?」
「私じゃないみたいなの。」
「姫だよ。それが姫なんだって。」
「ありがとう……。素敵な魔法にかけてくれて…
本当にありがとう…。」
「魔法?」
「うん。私を綺麗にしてくれる魔法。」
龍の肩に頭を乗せた。
綺麗になると積極的になれるんだってわかったよ。
「龍。」伊織さんが声をかけると龍は顔をあげて
私を見て一瞬驚いていたけど
すぐに笑顔に変わった。
「マジ?いいじゃん姫。」
「あんた誰がやったと思ってんの?」
「ねえちゃん すごいわ。」
ほんと?ほんとにそう思ってくれる?
朝までのどんよりとした気持ちが嘘のように
なんだか自分が輝いている錯覚までした。
「魔法は強いからあとは 姫ちゃんが
努力するだけどんどん綺麗になれるから。」
伊織さんが耳元でささやいた。
「じゃあ 行くか。ねえちゃんあんがと。」
「ありがとうございました。」伊織さんに深くお辞儀をして
達人の姿を探して
もう一度お辞儀をした。
達人は慌てたようにして ほほ笑んでくれた。
店を出たら龍はすぐに冷たい手を私の指にからませた。
「めっちゃいいよ。自信もてただろ?」
「私じゃないみたいなの。」
「姫だよ。それが姫なんだって。」
「ありがとう……。素敵な魔法にかけてくれて…
本当にありがとう…。」
「魔法?」
「うん。私を綺麗にしてくれる魔法。」
龍の肩に頭を乗せた。
綺麗になると積極的になれるんだってわかったよ。