地味な彼はトップモデル
「春瀬さんつきましたよ」


私は礼を言い衣装に着替えてすぐに現場に向った。



「遅れました!」


そこにはすでに皆がそろっていた。


「いや、こっちが悪いんだから全然いいよ
役者が全員揃いましたんで10分後に撮影始めます!」


私は呼吸を整え台詞を思い返す。


「撮影始めます!
九条君、春瀬さんお願いします」



撮影が始まった。

言わないと!
修司に言わないと!


「俺明日にはアメリカにたつから
じゃあな由莉」



言わないと


「待って!
麗太!
私、貴方に言いたい事があるの!」


私は呼吸を整えた。









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