地味な彼はトップモデル
私はなんとかして教室にはいり自分の机に行こうとしたが不幸なも私の席の隣は修司だったためクラスの女の子達が修司の周りにいて座ることもできなかった。



座れない…
でもやっぱりすごいな修司の人気って。


早く担任よこい!


そのときちょうどチャイムがなり先生がはいってきた。
女の子達は急いで自分の席へと戻っていった。



これでやっと座れる!



私は修司におはようと告げると一枚の紙を渡された。


内容は明日の出発の時間だった。


絶対にこいよと口ぱくで言われ私は大きく頷いた。


「えぇ~今日は神崎から報告がありますけ
神崎、前へ」


「このたび皆様を騙して学校生活を送りすみませんでした。
あと来週からは個人の事情でアメリカの方に行きます。
今までお世話になりました
以上です」



そう言い終わると周りからは
いや~行かないでとか好き~だとかいろんなラブコールが教室中をいきかよっていた。



うわ~
修司嫌そうな顔してるよ。
そりゃそうだよね、女の子嫌いだし。


「じゃ、俺はこれで」


と修司は告げて帰って行った。



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