地味な彼はトップモデル
「練習になるんだからいいだろ?
それに俺だって相手役がいないと練習の意味ないし。」



私が神崎君の相手役・・・


「無理!
無理に決まってる!」



無理と言いながらも仕方なくやってしまった私・・・



こうなったらやるしかない!
私の本気見せてやる!


「じゃここからな。」


「うん。
って、この言葉って告白のセリフじゃん!
しかも私からのセリフだし。」



「本当に告白するわけじゃないんだから。
さっさと始めるぞ。」


私人生初の告白なんですけど・・・



よし!
気合だ!


「私、あなたの事が好きなの!
だから外国に行くなんて言わないで・・・。」


ここで涙をながすと
でろ!
涙!


私は涙の事で頭がいっぱいいっぱいで次のシーンに抱きしめられるなんて全然知らなかった。



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