地味な彼はトップモデル
「ねぇ、正体ばれちゃったけどよかったの?」


「あぁ、もういいんだよ
…もう学校辞めるし…」



「ごめん!
最後の方全然聞こえなかった
もういいんだよの後もう一回言って?」


「いや、なんでもない」



なんでもない?
確か最後に何言ったよね?


ねぇ、修司は何ていったの?


「それよりこれからが大変だな~」


あっ、そうだった!

修司の正体ばれちゃったんだった!



「そうだよ!
どうするの?」


「まっ、とりあえずは普通通り学校に行っていても通り過ごすか」


「またカツラと眼鏡つけるの?」



まさかつけないよね?



「もう正体ばれてんだ
つけるの意味がない」


「そうだよね、意味ないもんね」


「何かガッカリて感じだな」


「だって修司の秘密知ってるの私だけみたいでなんだか嬉しかったんだもん!」



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