地味な彼はトップモデル
私達は車に乗り込みスタジオに向った。



スタジオに向っていると私の携帯がなった。


あっ、樹里だ!


「樹里?
どうしたの?」



「どうしたの?じゃないわよ!!
急に神崎君と逃亡しちゃって!
みんな大騒ぎで神崎君のこと探してるわよ!」


ひぇー
なんかすごいことになってる。
さすがトップモデル…


「聞いてる?」


「あっ、ごめん、聞いてるよ」


「今どこなわけ?」


「私昼から仕事だったから今スタジオに行ってるけど」



「カバン忘れてた行ってるわよ」

カバン?


「あー、忘れてた!」



「まったく~
私があとで家に届けておくからいいわよ
そのかわり今度話聞かせてよ?」


「うん、ありがとう」



私達はお互いにばいばいと言って電話を終わらせた。





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