繋いだ手
あたしにとって、


このステージは




一つ目の夢だった。



あの日入った新人君も、

店にすっかり慣れて、


3ヵ月になる。


彼、善とは、


まだ、


一緒に仕事をしたことがない。




周りから入ってくる情報によると、


かなりの《当たり!》だったらしい。


教えたことは、
一回で把握し、



自分の知らないことを教えてもらうと、

目をキラキラさせて、

驚いたり
深くうなずいたり


とにかく、
教え甲斐がある。


茶髪の腰パン。


そんな外見とのギャップがおもしろい。


昔からいる、

スタッフと変わらず、

学校帰りに、


早々と出勤し、
みんなと和気あいあいやって、


仕事に望む。


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