繋いだ手
今の、善に慕われてる、この空間は、心地いい。



それが、無くなってしまうかもしれない。



どん引きされるかもしれない。



自分を保つ為
自分が崩れてしまわない為


これ以上、何も無くしたくない。



けれど、


恥ずかしいことも、弱っちくなってることも、



こんなに、丸裸で、さらけ出してくれている、善に対して、フェアじゃない自分が、恥ずかしくなった。



悩みなんかなくって、いつも、元気なあたし



考え方が、大人で、そんな部分ばかりをみせてきたあたし。



善は、子供だから、こんな気持ちわかんないでしょ?

なんて、
一度だって思ったことない。



ただ、  恐かった。
凄く、  恐かった。



まだ言ってないことがたくさんあることが。
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