繋いだ手
「マヂ、それはありえない。

歳の差いくつだと思ってんの?


10個だよぉ!?


マヂ、ないわっ★」



「あんたの、年齢に比例しない見た目と


その感覚なら、それ、ありえることぢゃんっ♪♪

リぃには、そういう感情なぃの?」


あたしは、笑いながら、首を左右に振っていた。




けれど、
善が、あたしを凄く必要としてくれていることに、


純粋にうれしぃと思うし、

彼との時間が、ただ、(楽しい)から、(今一番楽しい)に変わっていることには気付いていた。


それに、善が、なんで、そこまで好き好んでこんなに

年上のあたしと遊ぶのか、

不思議に思う瞬間は、

何度かあった。



だから、さっきの、善と友達の会話は、


昨日のみみコの質問を、


あたしに改めて意識させた。






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