現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
洋館の門は、開いていた。


三人は開いている門を潜り、一気に玄関のドアの前まで行く。


流依と優梨には、緊張感が押し寄せてきた。


しかし、理緒は違った。


「開いてるかなぁ?」


呟きながら、理緒はドアノブに手を掛ける。


すると、玄関のドアは開いた。


「不用心だね」


流依が呟きながら、洋館の中へ目をやる。


「早く入ろうよ!」


「ん?ああ、そうだね」


理緒に頷くと、流依は洋館へ足を踏み入れた。


すぐに、理緒と優梨が続く。
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