現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
幽霊と一緒
「で、京極達は昨日、葉澄さんから何を聞いたんだ?」


「まず、占い師が全てアルバイトで雇われてる事を話した」


「アルバイト?」


理緒と純輝が、オウム返しに呟いた。


「ああ。しかも、全員が幽霊屋敷の管理人と逢った事がないらしい」


「それって…」


「もしかして、管理人が幽霊だからぁ?」


「ひっ!」


理緒の言葉に、一瞬、純輝が身体を震わせる。


「純輝君、怖がり過ぎだよぉ」


純輝の方を見て、笑いながら理緒が言う。


そして、すぐに理緒は、悟志の方へ視線を移した。


「で、悟志君。どうなのぉ?」
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