現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「草壁の言った事は、恐らく正しいだろう」


「え?」


全員の視線が、悟志の方へ集まる。


「昨日、みんなには言わなかったが…」


悟志が、全員を見回し、美波の方へ目をやった。


「俺達が葉澄さんと話してる時、あの部屋には確かに幽霊がいた」


「え…?」


美波の顔から、一気に血の気が退いていく。


悟志以外の他の全員も、困惑している様子だ。


純輝に至っては、まだ身体が震えたままだ。
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