現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「お前、今までの話、聞いてたな?」


悟志が、オルゴールに向かって話し始める。


「なら、話は早い。何故、お前はオルゴールに取り憑いてるんだ?」


全員、黙って悟志とオルゴールの幽霊の会話を見守っている。


しかし、どう見ても悟志が一人芝居している様にしか見えない。


そのため、全員が違和感を覚えていた。


「やはり、そうか。という事は、幽霊屋敷の管理人は、お前の仲間か?」


悟志の質問の答えは、先程から全員が気になっていた。


しかし、悟志以外には、オルゴールの幽霊の声は聞こえない。


そのため、オルゴールの幽霊と話す悟志を見ていて、理緒達は凄くもどかしく感じていた。
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