現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「昨日、幽霊屋敷で、一番最初に俺達が行った部屋だ」


「あっ!」


「誰もいなかった部屋だろ?」


幹彦の言葉に、悟志は頷く。


「それって、私の隣の部屋?」


「そうだ」


「だけど、京極。それだと変じゃないかい?」


「ああ。昨日、京極は例の部屋に入った時に、幽霊はいないって言った筈だぜ?」


「確かに、俺もそう思った」


流依と幹彦の言葉に、悟志が頷く。
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