現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「だろうね」


流依が、頷く。


「結局、京極に話すの忘れてたけど、私達、あの部屋を一昨日に調べたもんね」


「調べたのか?」


悟志に訊かれて、理緒達四人が頷く。


「私の隣の部屋にいた男、一昨日からいなかったもね」


「ああ、いなかったね」


美波の言葉に、流依が頷く。


「だから、調べてみたんだ」


「何か見付かったのか?」


「いや、全然」


悟志に訊かれて、流依は首を横に振った。
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