現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「あっ!」


「草壁。どうした?」


理緒に、全員の視線が集中する。


「大した事じゃないんだけど、一昨日、あの部屋で日記が見付かったのぉ!」


「ああ、あったね。あれなら、確か持って帰ってきた筈だよ」


そう言って、流依が鞄の中を漁り出す。


「え?結局、持って帰ってきたのか?」


純輝は、気味悪そうな顔をしている。


「黒須、何時の間に…」


幹彦は、驚き呆れた様な顔をしている。


「流石、流依ちゃん!」


理緒は、キラキラした目で流依の方を見ていた。
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