現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「一年前って言ったら、幽霊屋敷の管理人が死んだ年だ」


「あっ!」


悟志の言葉に、流依が声を上げた。


「さっき、私が引っ掛かってたの、それだよ」


「日記には、何が書かれてたんだ?」


「普通に、日常の事だよぉ!」


「占い師としては、成功してなかったみたいだけどね」


「黒須、それだ。それを他の人間に、見られたくなかったんだ。だから、お前から日記を奪い返したんだ」


「それじゃあ、あの日記は幽霊屋敷の管理人が書いたものって事なのぉ?」


「草壁。その通りだ」


悟志が、頷く。
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