現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「京極。幽霊はいるのかい?」


流依だ。


一瞬、純輝は肩を震わせた。


悟志の口から出てくる答えを聞くのが怖い。


しかし、そんな純輝の思いなど、悟志は知る筈もない。


「いるな」


悟志が答えると、全員が顔を強張らせた。


――ゾクッ。


純輝は、一瞬、寒気がして身震いした。
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