現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「黒須。お前、まさか…!」


悟志は、顔を強張らせている。


「ん?」


理緒と純輝は、首を傾げた。


相変わらず、二人には状況が把握できていなかった。


「で、国東醍醐は何て?」


流依は恥ずかしいのか、悟志から目を逸らしながら訊ねる。


「両想いになれる、と国東醍醐は言ってるが…」


悟志は戸惑いがちに、流依に言った。
< 194 / 201 >

この作品をシェア

pagetop