現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
悪夢が終わる時
そんな中、悟志だけは流依達ではなく、パイプオルガンの方を見ていた。


そして、静かに口を開く。


「お前の占い、見事に当たったな」


醍醐が、悟志に何か言っているのだろう。


パイプオルガンの方を見て、悟志は何度か頷いている。


「ああ、お前はダメな占い師なんかじゃない。ありがとう。そして、サヨナラ…」


そう言って、悟志はパイプオルガンから、段々と上の方へ視線を移動していった。
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