現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
岩泉恵介【イワイズミ ケイスケ】は、理緒達のクラスメイトだ。


成績優秀。


スポーツ万能。


顔も良し。


性格も良し。


兎に角、女の子から人気があった。


「アンタ、ミーハー?」


流依が、優梨に冷たい視線を送る。


「そうじゃないの。岩泉君は、私の幼なじみなの…」


「初耳だね」


「誰にも、言ってないから…」


「どうしてだい?」


「岩泉君は、みんなに人気あるけど…」


優梨が、俯きながら呟く。


「ほら?私は、地味で目立たないし…」


「釣り合わないって思ったのかい?」


「うん…」


流依の問いに、優梨は目を伏せながら頷く。


「で、何で私達に、そんな事を?」


「あのね…、恋が必ず叶う方法があるって話を聞いたの」


「恋が必ず叶う?」


オウム返しに、理緒が呟いた。
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