現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「これで、調べやすくなったねぇ♪」


理緒が機嫌良さそうに、流依達の方を見た。


「ああ、そうだね」


「調査再開だな」


流依と幹彦は純輝の傍を離れ、再び部屋の中を調べ始めた。


「ほら、純輝君もぉ!」


「あ、ああ」


理緒に急かされ、純輝も再び部屋の中を調べ始める。


それを見て、理緒は再びテーブルの方へ目をやった。


木製のテーブルの上には、スタンドに乗せられたロウソクの他に、タロットカードや水晶玉などが置かれている。


理緒は、テーブルの上を隅々まで見たが、どれも占いの道具らしき物ばかりだ。


理緒は、タロットカードや水晶玉などの占いの道具を、全て色々な角度から見てみた。


しかし、特に変わったところはない。
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