現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
日記を読んでいるうちに、日記を書いた人物が占い師をしている事が分かった。


「やっぱり、例の占い師のオジサンが書いたのかなぁ?」


「その可能性が高くなってきたね」


「でも、普通の事しか書いてないよねぇ…」


「ああ。しかも、日記の内容を見ている限りじゃ、あまり占い師として成功してないみたいだね」


「恋愛魔曲の話も、やっぱり嘘だったのかなぁ?」


「最近の日記を見たら、何か書いてあるかも知れないよ」


流依は、一気に日記のページを捲り、一番最後に日記が書かれたページを開いた。


「……」


「一年前の日付けで終わってるね…」


流依は日記を見たまま黙り込み、理緒は落胆した様に俯いた。
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