現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
玄関を離れると、理緒達は悟志に続いて、長い廊下を歩いていた。


そして、悟志に案内されたのは、客間だった。


建物の外観が外観だけに、客間も広かった。


三人がけのソファーが二つあり、その間にテーブルを挟んでいる。


幹彦は慣れた様に、手前側にあるソファーへ座った。


どうしたらいいか戸惑っている理緒達の方を見て、悟志が口を開いた。


「好きなところに座れ」


理緒達は、小さく頷く。


そして、幹彦の正面にあるソファーに、純輝、理緒、流依の順で座った。


それを見て、悟志は幹彦の隣に腰掛ける。
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