現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
「今、そのオルゴールはドコにあるんだ?」


「警察」


「証拠品として、持って行かれたんだ」


流依の言葉に、純輝が付け足す様に言う。


「現物を見る事は、不可能という訳か…」


悟志が、顔を顰めた。


「オルゴールの見た目は、どんな感じなんだ?」


「ドコにでもある宝石箱のオルゴールだね」


流依の言葉に、理緒と純輝も頷く。


「ネジを回すタイプのオルゴールか?」


流依が考える様な顔をして、理緒の方を見た。


「理緒、どうだっけ?」


「宝石箱の後ろに、ネジがついているの見たよぉ!」


「俺も、オルゴールを手に取った時に、後ろにネジがあるのを確認したから、間違いないぜ」


理緒の言葉に、純輝も頷いた。
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