現代都市伝説物語~恋愛魔曲~
三度目の幽霊屋敷
理緒達と別れた後、悟志、流依、幹彦の三人は、真っ直ぐ徒歩で幽霊屋敷へと向かった。


「また、ここに来るとはね…」


白い洋館を見上げながら、ウンザリした様に流依が呟く。


「しかも、2日連続だな」


「私なんか、3日前にも来たから3回目だよ」


「今日は、沖本を置いてきたから、昨日よりは楽そうだけどな」


「同感だね」


「入るぞ」


白い洋館を見上げて、話をしている幹彦と流依を、悟志が玄関のドアの方から促した。
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