かけがえのない宝物
変わり映えのない毎日
俺の名前は聖也(まさや)。都内の高校に通う16歳。自分でいうのもなんだが、わりとモテる方だ。
『まさやぁ〜今日は遊んでくれるって言ってたよね?』
こいつは昔っから俺のあとを着いてくる悠太(ゆうた)。
女々しいが男だ。
『そうだっけ?まぁいいけど。』
正直めんどくさかったが特に用もないので承諾した。
…そして放課後。
悠太の誘いでカラオケに行った。
もちろん野郎二人ではない。女もいる。
『君がいるならどんなに辛くても幸せと言える〜♪』
いつもの様にEXILEのM&Aを歌う。
これを歌えばまず女は食い付く。あとは俺が選ぶだけだ。
『聖也くん歌上手いね。顔もカッコイイしモテるでしょ〜』
ほらきた。