俺様生徒会長
「はァ? 何のために?」
「だってっ…この女、生徒会に入れたからって…皆さんに図々しいし……。」
「美奈は俺が強制で入れたんだよ。」
俺の口からドス黒い声がでた。
そう言ったのと同時にギロッと睨んだ。
「…ッ」
「今日から一切美奈に近づくな。」
「……でもっ」
「近づくなって言ってんの、聞こえてるか?」
「…ッッ…」
女たちは悔しそうに顔を歪めて教室から出ていった。
《美奈Side》
え? 何で会長がここに…?
「おい、何もされなかったか?」
「う……ん…」
なんかいつもの俺様悪魔会長じゃない…。
「もう、大丈夫だからな?」
そう言いながら、私の頭を撫でた。
「うぅ~…っ」
会長に優しくされたからか、ほっとしたからか、急に涙腺が緩んで涙がぽろぽろと出てきた。
「あ~…ちょっとゴメン。」
“?”と思い顔を上げたら、目の前が真っ黒になった。
---え? 私、今会長に抱きしめられてる??
「うぅー…っヒック…」
ビックリしたけど、なんだか安心して、さらに涙が出てきてしまった。
「よしよし…怖かったよな…」
「ふぇ…か……い、ちょ…」
あの、俺様生徒会長ではなくなっている会長の腕の中で気がすむまで泣いていた。
「ん…泣きやんだか?」
「うん、ありがと…」
そう言って、会長から離れようとしたら、逆に強く抱きしめられた。
「? あの…? 会長?」
「…いいか、一度しか言わないからよく聞け。」
な、なんか改まってる感じがして、居ずらい…
「…俺は、美奈が好きだ。」
…えぇ!?
嘘、嘘でしょぉぉ!?!?
「またまた~ 私をからかってるんでしょ?」
「あぁ? なんで美奈をからかうためにこんな事いわなきゃなんねんだよ。」
……ってことはホント?
「会長ぉ…っ」
あの、俺様会長に私が一番言ってほしいことを言われ、一度は止まった涙がまた溢れてきた。
「…美奈は、俺のこと、好き?」
会長が私の耳元でくすぐるような声で囁いた。
「…っ好き…っ」
小さく、本当に小さくそう、呟いた。
「だってっ…この女、生徒会に入れたからって…皆さんに図々しいし……。」
「美奈は俺が強制で入れたんだよ。」
俺の口からドス黒い声がでた。
そう言ったのと同時にギロッと睨んだ。
「…ッ」
「今日から一切美奈に近づくな。」
「……でもっ」
「近づくなって言ってんの、聞こえてるか?」
「…ッッ…」
女たちは悔しそうに顔を歪めて教室から出ていった。
《美奈Side》
え? 何で会長がここに…?
「おい、何もされなかったか?」
「う……ん…」
なんかいつもの俺様悪魔会長じゃない…。
「もう、大丈夫だからな?」
そう言いながら、私の頭を撫でた。
「うぅ~…っ」
会長に優しくされたからか、ほっとしたからか、急に涙腺が緩んで涙がぽろぽろと出てきた。
「あ~…ちょっとゴメン。」
“?”と思い顔を上げたら、目の前が真っ黒になった。
---え? 私、今会長に抱きしめられてる??
「うぅー…っヒック…」
ビックリしたけど、なんだか安心して、さらに涙が出てきてしまった。
「よしよし…怖かったよな…」
「ふぇ…か……い、ちょ…」
あの、俺様生徒会長ではなくなっている会長の腕の中で気がすむまで泣いていた。
「ん…泣きやんだか?」
「うん、ありがと…」
そう言って、会長から離れようとしたら、逆に強く抱きしめられた。
「? あの…? 会長?」
「…いいか、一度しか言わないからよく聞け。」
な、なんか改まってる感じがして、居ずらい…
「…俺は、美奈が好きだ。」
…えぇ!?
嘘、嘘でしょぉぉ!?!?
「またまた~ 私をからかってるんでしょ?」
「あぁ? なんで美奈をからかうためにこんな事いわなきゃなんねんだよ。」
……ってことはホント?
「会長ぉ…っ」
あの、俺様会長に私が一番言ってほしいことを言われ、一度は止まった涙がまた溢れてきた。
「…美奈は、俺のこと、好き?」
会長が私の耳元でくすぐるような声で囁いた。
「…っ好き…っ」
小さく、本当に小さくそう、呟いた。