はじめて②

　恵利②　　　幸side　

　『私は、キスしていたことを、言いにきたわけじゃない。』
　『はっ？ちげーの？』
　『うん。あのね、梨呼には黙っていてくれって言われたんだけど、梨呼、修に告られたの。』
　『うん・・・。ぇぇぇぇぇ？』
　『おどろくだろうね。私も驚いたから・・・。』
　『梨呼は、なんて？』
　『わからない。でも、梨呼このままだと修の方に行きそうなの。私は幸と梨呼が幸せになってほしから』
　『そうなの？』
　『梨呼、自分では気づいてないけど修と付き合っていた時より、幸と付き合っているときのほうが幸せそうなんだよ』
　『・・・・・・・』
　『だから、唯とキスしたのもなにかあったんでしょ？』
　『うん』
　『梨呼は、幸のことすべて信じてくれるはずだから、話してあげてね！？』
　『おぅ。ありがとな！』
　『うん＾＾』
　といい、恵利は教室に帰った。俺は梨呼にすべて話そうと思った。