はじめて②
 恵利   幸side
 
 学校に行ったら、まだ梨呼も恵利もいなかった。梨呼がきたとき、梨呼の右足はシューズではなくて、スリッパを履いていた。女子の話を聞くと、梨呼は捻挫したらしぃ。俺は、“大丈夫”の一言がいえなかった。移動するときも難しそう。いつも友達が荷物を持ってあげている。俺がやってやりてーな・・・。とは思うものの行動には移せない。恵利がやってきて、 
 『昼休み屋上に来て』 
 と言われて俺は、
 『了解』
 といった。

 この呼び出しは衝撃的だった・・・。
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