サンドグラス ~アルツハイマー闘病記~
2ヶ月が
過ぎただろうか。
有喜は
徐々に
元気を取り戻したかのように
少しづつではあるが
喋るようになった。
純一は
また
昔のような
有喜に
戻ってくれると
信じていた。
だが、
有喜の失禁は
止まらなかった。
むしろ、
もらして当たり前
となっていた。
母は
リハビリパンツを
履かせた。
万が一漏らしても、
下着や部屋を汚すことなく、
自尊心も
傷付けにくい
そう思ったからだ。
「出てたよー。」
有喜が言うと、
母はすぐさま
リハビリパンツを手渡し、
履き替えることを
癖付けていった。
有喜は
おしっこが出たら
自分で
パンツを
取り替えられるまで
元気になった。
過ぎただろうか。
有喜は
徐々に
元気を取り戻したかのように
少しづつではあるが
喋るようになった。
純一は
また
昔のような
有喜に
戻ってくれると
信じていた。
だが、
有喜の失禁は
止まらなかった。
むしろ、
もらして当たり前
となっていた。
母は
リハビリパンツを
履かせた。
万が一漏らしても、
下着や部屋を汚すことなく、
自尊心も
傷付けにくい
そう思ったからだ。
「出てたよー。」
有喜が言うと、
母はすぐさま
リハビリパンツを手渡し、
履き替えることを
癖付けていった。
有喜は
おしっこが出たら
自分で
パンツを
取り替えられるまで
元気になった。