サンドグラス ~アルツハイマー闘病記~
「えっと、
御手洗昭夫さん…。
確かにこちらで
一度
保護してますね。」
警察官はそう告げた。
「保護?
それってどういう事ですか?」
母は頭が混乱した。
「夜間、
フラフラ歩いていたんですよ。
職務質問したら
意味不明な事を言いだして、
身分証明する物は
何も持ち合わせてなかったので
そちらに連絡が行かなかったのでしょう。
何か事件を起こしたとかではないですよ。
でも、
少しおかしい感じだったので、
奈際総合病院で検査されてますね。
そちらに行かれたら
何か解るかもしれませんね。」
母は
「お騒がせしました。」
そう言って
足早に奈際総合病院に向かった。
奈際総合病院へ着くと、
直ぐさま窓口へ行き
父の所在を確認した。
「御手洗昭夫さんですね。
こちらにいらっしゃいますよ。
708号室になります。」
母は父が見つかった事への安心と、
何かあったのかという不安が
ごちゃ混ぜになりながら、
足早に病室へ向かった。
御手洗昭夫さん…。
確かにこちらで
一度
保護してますね。」
警察官はそう告げた。
「保護?
それってどういう事ですか?」
母は頭が混乱した。
「夜間、
フラフラ歩いていたんですよ。
職務質問したら
意味不明な事を言いだして、
身分証明する物は
何も持ち合わせてなかったので
そちらに連絡が行かなかったのでしょう。
何か事件を起こしたとかではないですよ。
でも、
少しおかしい感じだったので、
奈際総合病院で検査されてますね。
そちらに行かれたら
何か解るかもしれませんね。」
母は
「お騒がせしました。」
そう言って
足早に奈際総合病院に向かった。
奈際総合病院へ着くと、
直ぐさま窓口へ行き
父の所在を確認した。
「御手洗昭夫さんですね。
こちらにいらっしゃいますよ。
708号室になります。」
母は父が見つかった事への安心と、
何かあったのかという不安が
ごちゃ混ぜになりながら、
足早に病室へ向かった。