サンドグラス ~アルツハイマー闘病記~
次の日、

母は有喜に電話をし、

一部始終話した。

有喜はビックリしていたが、

忙しいという理由で電話は

10分程度で終わってしまった。

母はもう少し、こっちにいて

父の看病をする事になった。

病院と家とでは

遠すぎてなかなか看病にこれない。

母は悩み、

病院を実家の近くに移す事に決め、

地元の施設に

紹介状を書いてもらうよう先生に頼んだ。

施設はなかなか空きがなく、

後2ヶ月近くはかかる

と言われ、

それまでの生活について、

母は頭を悩ませていた。
 
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