彼氏は可愛い年下系
「悠希?いいけど、これ絶対女子に流すなよ。結構レアなんだから」



「大丈夫、任せてよ」




ガッツポーズをして言った。




「駅から一番近いゲーセンの道を真っ直ぐ行って、十件目が颯の家。祐希わかる?」



「馬鹿にしないでよ」



「わりわりー」




颯は笑いを堪えながら、あたしの肩を叩いてきた。




最近、颯は可愛いげがなくなってきたな。




そんな事を考えながら、手を振って別れた。




「やっぱ、颯人君かっこいいね〜」




千夏が嬉しそうに言う。




そりゃそうだ、颯だもん!




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