彼氏は可愛い年下系
「ビックリした……。祐希奈が来るって聞いてなかったから…」



「あ、メールすれば良かったね。なんか、急でごめん」




頭を下げると、コホンと咳を悠希君はする。




「いや、……嬉しいから」



「え」



「……中、汚いけど入って」



「ありがと、お邪魔します」




あーあ、見なければよかった。




悠希君の横顔、なんだか照れていた気がする。




胸がキュンと鳴った。




そんな表情、ズルい。




「そこらへんいて」



「うん」




そう言われ、取り合えず床に座った。




悠希君の部屋に初めて入った。




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