彼氏は可愛い年下系
「んー……」



「っ、寝返りか……」




意外と、可愛いものだ。




悠希君を少し観察したところで、ちょっと机を貸してもらう事にした。




今日の英語の課題は難問。



学校で解けなかった三問を、どんどん訳していった。




無理、意味分かんない。




けど、悠希君もいるし弱音言ってられないな。




「……祐希奈ちゃん」



「また、ちゃん付け?」




寝言か、それとも起きてるのか。




それを確かめるために質問してみた。




悠希君は起き上がり、腕を伸ばす。




「やっぱ、祐希奈ちゃんだー」



「うん。…大丈夫?」



「超寒い…。だからいいでしょ?」




< 113 / 412 >

この作品をシェア

pagetop