彼氏は可愛い年下系
きょとんとしながら、少し長い髪をひとつにまとめ、ななめにしばる。




「よしっ。今日もしばかれないように気を付けよ」



「なに、その変な意気込みは?」




冷静に沢村君にツッコミをいれられた。




学生が多く来るここのコンビニは、今日もやっぱり多かった。




みんな終業式なのかな…。




「おー祐希奈ちゃん♪」



「いらっしゃ…、え、日比谷先輩?」



「うんー」




サボり魔日比谷先輩が、あたしのレジ前に立ってた。




今日はシフトいれてないから、何とも言えない。




お客も少ないから、沢村君もこっちに来る。




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