彼氏は可愛い年下系
「お待たせしましたー、イタリアンピザです」



「あっ、どうもー」




なんだか、聞いた事ある声だった。




店員さんの顔を見てみた。




「……祐希、奈?」



「悠希、君?」




悠希君だった。




信じられないような目をしている。




「…へー。これ、合コン?祐希奈、合コンやってんだ」



「ちがっ……」



「いいよ、否定しないで。俺、もう帰るから」



「悠希君……!」




あぁ、最低だ……。




悠希君は笑ってるくせして、辛そうだった。




あたしの、せい。




あたしが、ここに来ちゃったから。




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