彼氏は可愛い年下系
「ううん。考え事してて…。ごめんね」



「別に。なんか食べる?」



「食べよっか」




頑張って笑い、手をぎゅっと握った。




屋台がたくさん並んでいる道には、たくさんの人がいる。




混んでいて迷子になりそうだった。




「いちご飴!」



「あ?」




フルーツ飴、と書かれた屋台を見つけ、指差した。




悠希君はズルズルとあたしに引っ張られていく。




「おじさーん、いちご飴一本」



「毎度!お姉ちゃん威勢がいいなー」



「え、そうですか?」



「おー!」




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