彼氏は可愛い年下系
悠希君は立ち上がり、あたしの後ろに立つ。




なんにも言わず、帯をほどきはじめた。




なんなのこの状況。




あたしが悪いって分かってるけど。




……けど、恥ずかしすぎる!




1人焦っていると、心臓の鼓動が早くなる。




「ん、終わった」



「すご……、器用だね!」




帯の締め付けがなくなったのが分かり、悠希君の方を向いた。




矢先に、ぎゅっと抱きしめられる。




これこそ、一体なんの状況なんだ!?




拒否はせず、黙っていた。




「もー無理。なんなん、祐希奈って」



「え?」



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