彼氏は可愛い年下系
うんと頷き、逃げる準備にとりかかる。




「宮ー、沢村。な?手伝ってよ〜」



「……い、伊藤君」



「それは、メイド服じゃ…」




伊藤君はにっこり笑い、二着のメイド服を持っていた。




サッカー部の人達も面白そうに笑う。




黒で統一されている一般なやつと、ピンクの超可愛いヤツ。




そんなキャラじゃないあたしは、本気で逃げたくなった。




「宮、ピンク着なよ」



「え、沢村君がピンクでしょ?」



「は!? 俺あんなの似合わないし!」



「あたしだって似合わない!」




2人で黒いメイド服を取り合っていた。




だって、そっちの方が可愛いきもするし。




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