彼氏は可愛い年下系

満足したから、手を振りドアをしめた。




ふう、とため息が聞こえてくる。




あ、そんなに嫌だったんね。




姉として本当に悲しい…！




「……返信しないとな」




悠希君に、返信をしなくては。




すぐさま二階に駆け上がり、ベッドに放置してあるケータイを取る。




……なんて返信すればいいのかな。




メール文がいまいち思い付かない。




結局、いつも友達に送るようなメールにした。




【祐希奈だよ、分かるかな？


颯に聞いたよー


メールありがと！】