彼氏は可愛い年下系
本当は、ここで一樹君の所にいちゃだめなんだ。




だけど、一人になるのが怖くて、辛い……?




あたし、そんなヤツなの?




「祐希奈、昔からあんま泣かないよな?よっぽどの事なんだ」



「だって……、悠希君に嫌われて…」



「あー…。俺達は喧嘩もしなかったからか」




一樹君はそう呟き、あたしの頭に手をのせた。




悠希君にあたしがやるみたいに、頭を撫でる。




この癖、一樹君からうつったんだよ。




「祐希奈さ、頑張れよ」



「え?」



「悠希…ってヤツ忘れるか、追いかけるか」



「………」
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