彼氏は可愛い年下系
どうして、昔から言うことを言うの。




「祐希奈」



「なに……」



「ハハッ、三回目ー祐希奈の泣き顔見るの!」



「う、うっさ…」




こんな時でも明るいのは、一樹君の特徴。




涙を腕で拭い、泣き面をやめた。




「おっ、泣き止んだ」



「うん。ま、悠希君を好きだけど諦めようかな…」



「……へー」



「悠希君あたし嫌いだから。隣にいたって嫌かなって」



「俺は、祐希奈隣にいなくて超ー嫌だった。中3の時」



「っ、……ごめん」




小さく、謝った。




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