彼氏は可愛い年下系
望んでいたような、望んでいなかったような。




そんな状況だった。




「先行ってて!」



「おー」



「わかった!」




久しぶりに聞いた、悠希君の声。




思わず、泣きそうになった。




腕を掴まれ、足を止めていた。




「祐希奈先輩、お久しぶりです!」



「っ……。うん」




付き合ってない頃みたい。




けど、それだけでも幸せだった。




「痩せた?ゆ、…あー日高君」



「…んーまぁ。三キロ減っちゃいました」



「ダイエットしてるの?そんな痩せてるくせに」



「ダイエットなんてしてませんよー」



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