彼氏は可愛い年下系
「親いないけど……」



「……お邪魔します」




昔は頻繁に来ていた悠希君の家。




パチンと電気をつけていき、悠希君はリビングにいった。




「なにそれ、帰りココア飲んでたんだ?」



「あ、うん。なんかのみたくなって…」



「へぇ。ん、水」



「ありがとー」




水の入ったグラスを渡してもらう。




一気に飲み、なんにも考えずにいた。




「……俺、今日ごめん」




悠希君はあたしの隣に座り、下に俯く。




それをなんとなく、ぼんやり見ていた。




好きだな、って事しか思い浮かんでこない。




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