彼氏は可愛い年下系
最近、三島は前より真剣な顔をしてた。




学校じゃあんなにふざけてるくせして、この変わり様は凄い。




「あ、力んでる」



「りょーかい」




それに、練習中はほとんど無言だった。




やりづらいったらありゃしない。




が、あたしと少しにてる。




だから、不快感はなかった。




「……よし!暗くなったし帰ろ!」



「そだね」




野球が終わったとたん、いつものように明るくなる。




三島が今そんな風になったのは、本気でピッチャー狙ってるから。




二年の中じゃ一番野球が上手くて、下手すれば三年生より上手いかもしれない。




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