彼氏は可愛い年下系
だけど実力の差が開いた先輩がいるらしく、負けず嫌いな三島は先輩の場所に行きたい、って話してた。




正直、あたしは先輩に勝ちたいなんてあんまり思った事がなかった。




個人種目が大事すぎて、団体なんてその場で熱くなるヤツだ。




野球は個人プレーじゃないんだ、団体だからこそいいんだ。




……レギュラーも、そう簡単にはとれないだろ。




「あー腹減った!!」



「コンビニよる?」



「んー、補導されるからやめるべ」



「じゃ、我慢しないと!」




そう笑い、三島の肩に手をのせた。



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